山口でキャンプ

タダシ

2012年05月07日 23:42

今年のGWは関門大橋を渡って山口でキャンプ!


初日はあいにくの雨模様。
角島を後回しにして、秋芳洞へ直行。

 

 

私は子供の頃、一度来たらしいのですが記憶なし。。。
わが子は秋芳洞は初めての体験でした。

片道約1000mの鍾乳洞内はとてもとても広く、
青天井、百枚皿、洞内富士、千町田、黄金柱、石灰華の滝など、
長い時間をかけて造形された自然の不思議を堪能しました。
残念ながら、我が家のデジカメでは力不足だったようで、
撮影した多くのショットが「真っ黒」でした(苦笑)。

途中のエレベーターで80m(!)昇り、展望台へ。
3億年かけて作られた日本最大のカルスト台地は圧巻でした。





ドリーネ(くぼ地)、カレンフェルト(石灰岩柱)など、
どこかで覚えた単語ですが、、、高校時代だったかな?
ここが昔、サンゴ礁だったと知り、子供たちもビックリ。

その後、豊田湖畔公園キャンプ場(下関)へ。
オートサイトは予約で一杯だったので、一般サイトへ。
地元ブロガー情報により、事前に「ひとのくに山口」の
ファンクラブに登録していたため、なんと1泊960円!
設備も充実しており、お得感タップリのキャンプ場でした。

 

 

 

初日夜の焼肉で肉を食べまくった子供たち。
しかし、今回は肉を大量に持ち込んでいたのでした。。。
結果、2日目も朝から肉を焼く! イモも焼く! パンも焼く!

 

 

腹ごしらえ完了後、お楽しみの温泉へ。
第一弾は湯本温泉(長門)。大人200円! お財布にやさしい温泉です。

 

 

その後、今回の主目的の「松下村塾」のある「萩」へ。



松下村塾。吉田松陰が、安政の大獄で刑死するまでの
わずか1年という短期間ながら、数多くの人物を排出した場所。
久坂玄瑞、吉田稔麿、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、山田顕義など、
幕末から明治に至る激動の時代を作り、動かした人々。
(門下生ではないが、木戸孝允も松陰の教えを受けたとして知られる)


(写りが良くないですが、上段中央が吉田松陰)

このあたりは、司馬遼太郎の作品を通じて、
大好きになった時代、人物であり、うれしい再訪となりました。

続いて、伊藤博文別邸。

 



なぜか、我が家の次男坊は伊藤博文のファンだったりして、熱心に見てました(笑)。

その後、松陰神社そばの店で、お土産の「萩焼き」選び。
朝鮮出兵の際に朝鮮半島から来た陶工がはじめた焼き物云々と、
店の主人と話をしていたら、聞いていた子供たちがびっくり。
当時の歴史について、少し理解が深まった様子でした。

その後は西へ向かい、一路、千畳敷(長門)へ。
こちらも独身時代のキャンプ以来、約15年ぶり、かな。
標高333mから、日本海がドーーーンと見えるポイント。
(夜は水平線に並ぶ漁火がとても美しいところです!)







写真はありませんが、ここで親子バトミントン大会を開催。
ラケットスポーツを始めた長男に、数々の秘技(?)を伝授しました。

長い一日が終わり、キャンプ場に戻って、カレー作って、
いつものお楽しみタイムになりました。



翌日(3日目)、まずは温泉。
第2弾はキャンプ場近くの俵山温泉。
(ピンボケですが)写真は、温泉近くの「三猿まんじゅう」
いわゆる「見ざる、言わざる、聞かざる」の温泉まんじゅうが1個30円(笑)。

 

その後、湯田温泉へ移動しカミさんと合流。
(今回も所用で途中参加となりました)
瑠璃光寺や山口市内を観光しましたが、
緑あふれる山口市内は落ち着いた雰囲気で◎。
夕方からキャンプ場に戻って、
家族そろって夕食と焚き火とハンモックを楽しみました。

最終日は、早朝に俵山温泉+三猿まんじゅうでスタート。
キャンプ場撤収後、一路、角島へ。。。

この景色、最高です!







 

 



やっと来ることができた角島。期待以上のものがありました。
子供たちも大喜びで、「また来たい!」と繰り返し言ってました。


今年は春休みのイベントが私の都合でキャンセルとなったため、
GWには是非、家族に楽しい旅行をプレゼントしたいと思っていました。

松下村塾とその門下生は、子供たちも伝記で読んだことのある出来事や人物が多く、
子供たちの目線で、興味を持って見ていた様子です。

千畳敷や角島は、日本海側をはじめて経験する子供たちに、
すばらしい景色と自然を見てもらいたくて、機会をうかがっていました。
幸い天気にも恵まれ、日本海の美しさに触れることができて良かったです。

予算が厳しい(苦笑)なかでの今回の山口キャンプでしたが、
いろいろと工夫しながら、何とかうまく回ることができました。
また、計画段階から温泉を絡めたキャンプは今回が初でしたが、
家族も喜んでくれ、私自身もとても楽しかったので、
今後も、是非、温泉を組んでキャンプに出かけたいです。